イタリアの食材の栄養価

 私たち日本人からすると、スパゲティなどのパスタ類を除くと、イタリア料理というのはそれほど近しい存在であるという気がしませんが、ただ、現在の日本人の間では非常に健康意識が高まっていますから、イタリア料理は今後注目を集めることになるかもしれません。


 というのも、イタリア料理に使われる食材の栄養価は、非常に健康効果の高いことでも知られているのです。たとえば「オリーブ」はイタリアの食材の中でも代表的な食材と言えますが、このオリーブは、悪玉コレステロールを減少させ、善玉コレステロールを増加させるという特徴があります。


 イタリアと言えば忘れてならないのが「チーズ」ということになりますが、チーズもやはり健康効果の高い食材と言えます。イタリアのチーズは、身体の形成を根本的に助ける役割を持つカルシウムやレチノールといった非常に重要な栄養素を豊富に含んでいるため、これもまた日本で考えられている以上にはるかに健康効果は非常に高い食材なのです。


 そして、イタリアの野菜というと、どうしても「トマト」だけは切っても切り離せないところがありますが、このトマトも、近年日本でも非常に注目されている食材なのです。というのも、(特に完熟)トマトには「リコピン」と呼ばれる成分が含まれており、これが抜群な抗酸化作用を発揮してくれるのです。これによって、ガンの罹患率が大幅に減少するという臨床結果がすでに報告されているほどであり、その意味で言えば、トマトこそガンが多い日本人にとっては豊富に食べたい食材です。