イタリア人とワイン

 お酒が好きな日本人にとって、お酒を飲むことができる夕食は非常に楽しいひとときになると思いますが、イタリア人にとっては、日本人のように「酔っぱらうことが楽しい」と考える人はあまり多くないようです。いや、だからと言ってイタリア人がお酒を飲まないのかというと、そんなことはまったくないということはだれでもわかると思います。何しろ、イタリアと言えば世界最大級のワインの産地なのですから。

 ということで、実はイタリア人にとってワインというのは「食卓に欠かせない飲み物」であるイメージが大きいです。さすがに朝食でワインを飲む人は少ないようですが、昼食の食卓には例外なくワインが出てきます。夕食でワインがないということは基本的にはあり得ません。そのくらい、イタリア人にとってワインは必需品なのです。

 ですからイタリア人の場合、「ワインを飲む」というよりは、「食事のおとも」として飲む感じなので、日本人のようにワインを大量に飲んでドンチャン騒ぎをするというシーンはほとんど見かけません。

 その意味では、日本人にとって「お酒が好き」であるのか「ドンチャン騒ぎ」が好きであるのかによって、イタリアのライフスタイルに順応できるかどうかは変わってくるのかもしれません。お酒を飲めたとしても「ドンチャン騒ぎ」がないと寂しくて仕方がないというタイプの日本人はけっこう多いですから、そういう人だと、イタリアで生活することを考えると、ちょっと心配になってしまいます。

 とはいえ、おそらく量的には日本で飲むよりたくさん飲めるのではないかという気がします。

渋谷 パーティー ワインならライフモール